5月10日に見に行きたいって方はこちらhttp://taihen.tsukuba.ch/e35266.html 
ぜひぜひ、事前に連絡してからお越しください。午前の部がやはり人気です。。
\(^o^)/
劇団態変のドイツでの評価~土浦公演まであと6日!

世界で評価される劇団態変が土浦にやってきます!

普段、関西で活動する彼ら彼女らのパフォーマンスが
関東で見られるチャンスはそうそうありません。

また、「マハラバ伝説」という、障害者運動を考える上で避けて通れない
伝説の場所となっている茨城県で開催されるということは、非常に意義深いものです。

マハラバ伝説は、初演は2001年ドイツのベルリンで3日間行われたのですが、
好評だったため再び2005年にはシュツットガルトで公演しています。

その時の地元メディアの劇評は以下のようになっています。
劇団態変HP
マララバ伝説 劇評より引用
http://www.asahi-net.or.jp/~tj2m-snjy/past-pf/maha/mah_review.htm
(上記サイトでは、その他の紙面での劇評の紹介が掲載されているので
時間があればご覧ください。読み応えあります。)


「マハラバ伝説」- 挑発する愛の営み Brigitte Jahningen

 心臓の鼓動、ヨーロッパ的な音楽の断片、一人の女性の歌の響き。舞台上の人間という生き物たち:転げ回る肉体、ためらいがちなゆっくりした動作、ぴくぴくと動く顔、自然が示す唯一のシンコペーション。断片の中から全体が現れるまでには、観客は見ることを学ばなければならない。それは挑発なのか、それとも、愛の営みなのか?

        ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 日本から来た劇団態変のとても洗練された光と影のコンセプトと響きのいい音のコラージュを展開したダンスシアターパフォーマンス、「マハラバ伝説」は、「世界の演劇」のディスカッションに対して、おそらくはとてつもない貢献となっている。「マハラバ伝説」はある土地のことを語っている。そこでは、追いやられた者たち(ここで言っておかなくてはならないが、これは肉体的に重度の障害を負った者たちの劇なのである)が、自分たちのやり方で共同体を作るのである。その物語は(振付と演出:金満里)村の曼荼羅のあるテント神殿から始まる。言葉は使わず、手と足、激しい上半身の動きによって、語られる。水滴の音に合わせて、種撒き、植樹、場所取りによって占有ということが起こる。美しい世界が讚えられる。

 いわゆるノーマルな人たちから遠く隔たった所にある人間的な共同体にとって、奇妙な踊りと、このエネルギッシュにグロテスクに肉体を強調する仮装より、適しているものがあるだろうか。祭りは終わり、日常が戻る。

 法螺の鳴る音で手と足を使ったカリグラフィーが白い地面の上に出来上がり、おそらくは共同生活のルーティーン化された仕事なのだろう、それがみんなに見えるようにテント神殿に固定される。しかしながら、人間というものは規則を破るものだ。こうして、一羽の鶏が大量殺戮のシンボルとして血の色をしたヴェールのダンスの中で頭をなくすと(金満里のソロで)、今度はダンサーたちが舞台の上で霧の中、転げまわり、殺戮装置の雑音の方へとなだれ込んでいく。

 再びこの転げまわる身体、ソロ或いは群舞によって、横揺れと振動、意図的な動きと意図的でないように見える動き、あっち行ったり、こっちに行ったりする、あるいは、仰向けになって一人では起き上がれない昆虫のように、まったく寄る辺ない状態の始原的表現となっている。

 しかしながら、メタモルフォーゼ(態変とは、翻訳するとメタモルフォーゼ(変身)の意味である。)は可能である。絶望から勇気が育ち、生が育つ。束縛はダンサーたちにとっては新しい自由と愛を育む要素となる。優しい指の戯れがあり、肌と肌がこすれると、子どもが生れる。

 しかし、人間の歴史はまたその過失を繰り返す歴史でもある。デフォルメされた子どもたちは殺され、車によって運びさられる。氷の嵐。舞台の上の砂漠。観客の目に涙があふれる。それと同時に、勇気があり挑発的なこの芸術家たちの愛の営みに対して歓声が起きる。

2005.7.02 Stuttgart Nachrichten紙 


興味を持たれた方は
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電話・メールでの予約による前売り対応しています。



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Posted by taihenda- at 12:06│Comments(0)劇団態変の見どころ
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